ムチムチ×人妻×変身=破壊力

突然だけど、ぽっちゃりした女の子って可愛いよね!反論は一切認めん!そんな北方節もほどほどにして、太目の女キャラが良いと高らかに叫びたいと思います。
例えば「ゴーゴー♪こちら華咲探偵事務所。」の所長、華咲サヤ子。細身でキツかった印象が、太ったことによって隙ができ、魅力倍増。しおりちゃんの事が好きだった小金田一の心はサヤ子に傾き、最近のラブコメ展開が面白くって溜まりません。完璧でない、だらしないからこそ太る。その隙が良いんです。完璧な女性って面白みが無いですし。
例えば「たかまれ!タカマル」の幸地ゆきえ。その言動全てから感じられる圧倒的な母性。優しい性格ももちろんのこと、ふくよかな体格で更に癒されます。あと体系のことでコンプレックスを持っているところが良い。こんな良い子に好かれているのにフラフラしているタカマルは一体何なんだ!
そして今最も注目しているぽっちゃり系キャラは福満しげゆき先生の奥さんです。実在の人物でしかも人妻じゃん!
別に僕は「福満先生の奥さんと不倫したい」なんて不届きな考えを持っているわけじゃなく、福満先生の自伝漫画、「僕の小規模な失敗」に出てくる奥さんの可愛さをあくまで漫画上のキャラとして好きなのです。

僕の小規模な失敗

僕の小規模な失敗

福満先生の高校時代から夜間高校、大学、漫画の持ち込みやバイトなどの上手く行かない日々を鬱々と描いているのだけれど、どこかおかしみが湧いてくる作品です。友人の紹介で知り合った女の子とお近づきになりたくて苦悩する福満先生。将来妻になる女性を描いているわけですから魅力的な女性に描いているのは当然なわけですが、その過程が変過ぎて笑えます。後の奥さんに彼氏がいると知った帰り道のシーン。
「彼氏がいる」ということは!つまり!いつも!普段から!その彼氏と!互いの性器を!舐めあっているという!ことか!! 
何でそこで舐める何だという疑問が残りますが、この「舐める」という行為への執着が他の場面でも見られます。
そんな事を思いながらも必死の粘りで女の子と近づき、ついには入籍することとなった2人。最初のうちはダメダメな子だったのですが、もっとダメダメな夫を見て奮起、変身を果たします。

今まで頭が悪くてわがままだと一方的に思っていた女の子が突如大人になり、自分のお尻を叩く存在になるという屈辱感。たまりません
ここで「僕の小規模な失敗」は一区切りするのですが、その続編が現在モーニングで不定期連載というかたまに読みきりで載る微妙な立場になっています。なんとしても連載となって、毎回僕に福満妻を見せてください
先週のモーニングに久々に掲載されていました。「福満版まんが道」のはずが、後半は生活のためにバイトを探すという展開。そこら辺の順風満帆に行かないところが作品の味になっています。
maido!DOMOという首都圏で配られるアルバイト情報誌は、毎回漫画家の表紙とインタビューを載せているのですが、先週それにも福満先生が特集されていました。
表紙絵はこんな感じです。
「あなたにとってシゴトとは何か?」などを毎回漫画家に聞いているのですが、その回答も福満先生らしさが出ていました。漫画でバイト面接に苦戦する話で、同じ週にバイト情報誌に特集されるっていうのがなんとも皮肉です。
どちらも週刊なので紹介するのに機を逸した感がありますが、これと合わせて福満先生の最新刊「やっぱり心の旅だね」の感想を書きたかったのに近くの本屋で見つからなくて手に入れられなかったからです。残念。他のレビューサイトさんの詳しいレビューがあったのでこちらをどうぞ。
ポトチャリポラパさんの「やっぱり心の旅だよ」レビュー
僕の小規模な失敗の作中で出ていた、エロ漫画を書いていた時代の作品のようです。やっぱムチムチした女の子が出てくるのかと思うと、早く読みたくてしょうがありません。

画像引用 僕の小規模な失敗 福満しげゆき/青林工藝舎
     maido!DOMOvol.481 株式会社アルバイトタイムス