朝日新聞デジタルになりすましたデマ記事「仁風林事件 竹中平蔵氏らを事情聴取」に注意

※記事の要点:http://shrturl.coというURLにご用心

仁風林事件 竹中平蔵氏らを事情聴取
(17:07追記、現在は表示されなくなっています)
朝日新聞デジタルと思われるサイトでこう報じられていますいましたが、
これ、朝日新聞とは全く関係のないダミーサイトなのです。

48時間を超えると消える仕様とのことなのでスクショも。
これがダミーだとわかりますか?デザインそのまんまですし、貼られているリンクや広告も全て正規のものですし、ただひとつ、URLだけが違うという見分けるのが非常に困難なものになっております。

無限大のイタズラが生まれるかもしれないWebサービス「Shrturl」 : ライフハッカー[日本版]
簡単な操作で既存のウェブサイトとそっくりな見た目のまま、文章だけ改変できてしまうという恐ろしいウェブサービス
このライフハッカーの記事が描かれたのが6月13日の夜(昨日)なので、この記事を読んで知った人が、直後に作ったということもありえるわけでして。
つまりは、この記事のように「悪用でき得るウェブサービスを紹介する」ことが、それを知った人の中に「デマに悪用しようとする人が出てしまう」という危険性があって、ジレンマではあるのですが、現在既にデマの拡散がなされてしまっているので、http://shrturl.coから始まるURLの記事=デマ記事、という情報の共有をする方が重要と判断しました。

恐ろしいことに、日本最大のポータルサイトであるyahoo!ニュースのBuzzトップにて、朝日新聞デジタルの関連記事として件の記事が紹介されていたのです。
と言っても削除済み&スクショとかとっていなかったのであれですが。

仁風林事件 竹中平蔵氏らを事情聴取 | Buzz - Yahoo!ニュース

キャッシュのリンクとそのスクショ載せておきます。
仁風林事件 竹中平蔵氏らを事情聴取 | Buzz - Yahoo!ニュース

shrturl.coで本物そっくりの偽サイトを作り放題―「2660億ドルでYC買収」の偽TC記事も | TechCrunch Japan

このサービスを悪用する可能性は無限だ。このサイトで作られるページのURLは http://shrturl.co/(characters)となるので、正当なURL短縮サービスと紛らわしい。その上サイトのデザインが本物と完璧に同一なのだから、記事の内容が少々奇妙でも信じこんでしまう訪問者が出るのはやむを得ない。

気をつけましょう。ただ、気をつけたところで限界があります。このような体裁だけ整えたデマ記事を、自身の都合の良い主張に利用する輩はこれまでもいましたし、shrturlがそれを助長することは想像に難くないです。
自衛には限界があるので、せめてデマの拡散を打ち消すくらいに訂正情報の拡散を、とは思いますがそれが叶う気はしないです。
せめて自分の見える範囲だけでも訂正情報を流していきたいなぁと思います。