のだめカンタービレ第3話

今週はコントラバスの桜の話。全体的に地味な印象があったのですが、原作に少しアレンジを加えて深い話にした印象があります。
原作には無かった、Aオケを三木清良が指示を出す所を見学する真澄ちゃんと峰。コンマスとしての差を見せつけられ、自信を失う峰。ここから練習する時間が無くて周りより遅れている桜を心配する流れに持って行きます。桜を連れ戻すシーンでは、峰と真澄ちゃんも一緒について行ったり。
SオケもAオケもサボるミルヒー。ハリセンとの会話シーンで、ミルヒーがあえて生徒たちに丸投げしているという意図を暗に示していました。そして桜が戻ってきた時、オーケストラのメンバーとの良い人間関係を築くことが大事だと悟った千秋。「誰一人かけることなく」「大事なこと」というミルヒーの言葉が繋がってくるわけです。と言いつつもミルヒーはやはり適当なのですが。
ちょっと残念だったのがミルヒーの指揮シーンにかっこ良さや優雅さがあまり感じられなかったこと。あそこは千秋がミルヒーを慕うきっかけになった重要なシーンなのですが、普通でした。コミカル面を強調したからこその結果で仕方が無いとは思いますが、ラフマニノフもこんな感じだったらどうしよう。
あとのだめの持っていた漫画。あそこはファンとしてはぜひ「おやつ」で行って欲しかったです。
しかし毎回大河内君はかわいそう。名前すら名乗れてないし。