ブコメ100文字に収まらなかったのでここに

南ひろこ「二人ぼっち」2巻が出ました。面白いんですが、水増しが酷すぎて怒り心頭。 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
元ネタはここ。
はてなブックマーク - 痕跡症候群 | vestige891-20081124
これについてここのブクマでid:soorceさんとid:SweetPotatoさんのやりとり。
補足というか何というか。
他に妖怪研究家ヨシムラも1ページ1ネタ。もっとも、ヨシムラは5コマ漫画*1という特殊な事情もあります。801ちゃん、早川さんに限らず、ウェブ連載をそのまま単行本にする漫画は水増しが多いという印象があります。
ヘタリアは4コマ・非4コマに限らずページがぎっしりと詰まっています。その分絵柄のラフさが気になりますが。P.S.すりーさんも、画像解析度が低いという不満の声がありました。(参考:P.S.すりーさん - それはロックじゃない)
ネット発の漫画は密度や絵の質といった面で粗いという面があります。商業誌連載の漫画より話題優先のためそういったクオリティ*2は求められていないように感じます。801ちゃん、早川さんは「4コマだから」と言うより「ウェブ漫画だから」1ページ1本という形態が受け入れられたと思います。
ネット発の漫画であっても、宮原るり先生の「となりのネネコさん」は、フルカラーで細部まで整った絵、きっちりと詰まったネタを見せてくれています。これは、ウェブを元にウンポコ(新書館)で連載されているから他とは事情が違います。
1ページ1本で僕が真っ先に思い浮かぶのは、吉田戦車先生の「殴るぞ」です。126ページほぼ全て1ページで4コマ1ネタ。現在6巻しか持っていないので確かな事は言えませんが、他の巻も1ページ1コマだと記憶しています*3
あと、これは持っていないので確信がもてないのですが、確か山科けいすけ先生の「C級さらりーまん講座」も1ページ1本だったと思います。新書サイズでハードカバーという特殊な単行本の形態がその要因かもしれません。
今回の件で問題なのは、水増しそのものというより「1巻は普通だったのに2巻でいきなり水増しした」という事だと思います。
元々ブックマークコメントとして考えていた内容なのでかなり粗い内容です。何か突っ込み所あればお願いします。

*1:普通の4コマだと、4コマが始まる前のタイトルとなる部分に他のコマ同様の大きさで絵が描かれている。

*2:面白さという意味でなく

*3:だから他の巻を集めなかった。ので印象に残っている