雪乃
プレイ動画03で初登場。
「雪だるまキック」という謎スポーツのプレイヤー。彼女が元いた世界ではメジャーだったらしい。
ハグレ王国内で 彼女の立ち位置はちょっと特殊で。
ハグレたちは元いた世界から強制的に連れて来られたのだけれど、それに対する嘆きや怒りを表に出すものは少ない。口にだすのは現状への不満くらいで、ポジティブにしぶとく生きている。元いた世界のことをあまり覚えていられないらしく、それも大きいだろう。
雪乃は故郷のことをはっきり覚えている。自分が違う世界にいることを受け入れられていない。
そんな雪乃を受け入れたハグレ王国なんだけど、雪乃は郷愁を失うことはなかった。これは、最終章である第四章のエピソード語られる。 こっからはネタバレがちょっと強いかなと。
元いた世界に帰れるかもしれない、そんな話を聞いた雪乃が王国を離れるのだ。
1週目の途中までと帰還イベントを経てからの2週目以降のプレイでは、彼女に対する認識は変わってくる。(ざくざくアクターズは周回プレイして当然だよね、という当然の前提。)
あまりイベントにも顔を出さない彼女をメンバーインフレによる没個性化くらいに思っていたのだけれど、「イベントで顔を出さないことが他の王国民との心の距離を描いてた」という伏線だったのだなぁと。思えば、いつも一緒にいるのは同時期に王国入りしたサイキッカーヤエばかりだった。
基本的にポジティブな性格のキャラが多い今作品の中で、彼女は「ハグレの寂しさ」を描く重要な役割を担うことになった。「ハグレの怒り」を象徴したマーロウのように。
戦闘での役割は投擲アタッカー。投擲も作中のメジャーな属性なので競合は多いけどその分弱点をつける敵も多い。氷属性は攻撃面より守備で光る印象。強力な氷タイプの敵からメンバーを守れる存在。