おれせん・進撃の巨人話にのっかっとくか。

諫山創「進撃の巨人」 を絶賛する「自称漫画好き」には右端脚を見舞うべき。 « おれせん。
釣りタイトルすなぁ。ノットイコール釣り記事。

とりあえず中の人には「面白かった」と伝えといた。
が、「記事が、意見が面白かった」ということで「意見に賛同」してるわけでなく。

えー「進撃の巨人の巨人がにゅっとしてる所は凄いけど他は色々とクソな部分が多すぎるよね」っつー基本的な作品解釈は一緒、と思っとります。っつーか、3巻収録分くらいから一気に粗が気になってきたというか。
その上で、僕は進撃の巨人をどっちかっつうとまだ評価しているわけですが、その違いはなんなのかというと、クソ部分といい部分を足し算引き算してそれでもプラスが残っているからっつー取り方なんすよ。
で、「すごい部分だけ取り出してすごいすごいと絶賛している奴が多くてうんざり」というのも、同意するところではあるのだけれど、そういうスタンスで絶賛している人らの立ち位置というか気持ちも理解できる。「信者モード」になったら、何がなんでも絶賛したくなるもので、自分もそういう所あるし。


「クソ漫画と知りつつ頬かむりして絶賛」

件の記事での批判対象。
これは、「作品語る上でのスタンス」の問題かなとも。
ウェブで作品を語る上で、わざわざ欠点をあげず、ほぼ長所ばかりを語る人は、かなり多い」というのが現状認識として良いと思う。「欠点(と思う所)がない場合」や「欠点を語りたくない場合」など、色んな理由で欠点を語らない。「好きな漫画の欠点を言いたくない」って人もいるし、スタンスとしてわざわざ否定的意見をいう必要を感じない人もいるし、言うべきでないと思ってる人もいる。
そういう人らを否定したくない、というか元レビュアーとしたら粗は無理矢理隠してでも俺が好きな漫画を騙されて読めテメーらとなるのが人情というか。ミートゥーですよ。
「騙すんじゃねーよ」という怒りには「騙して何が悪い」という反応も可、だと思っとります。進撃とは次元が違うけど、寄生獣勧める時グロ注意とか言いたくなかったりするっしょ?あれは欠点じゃないので話ずれるけど。騙すとかでもなく。
記事の中身的に「欠点がないと思ってる人」は除外してもいーんじゃねーかと思う。欠点思わない人の中でしたり面して推してくる人らはともかく、ただ率直に無邪気に面白い!凄い!と思ってる人にまでハエとか言うのであれば今度はFTTHが「漫画読者様ウゼー」という批判にさらされると思うのですよ。っつーか記事での対象は、そういう反応をしない・ある程度以上漫画に執心してる人ら向けですよね。だからまぁその点は問題感じてないけど釣りタイトルが過ぎるなぁと。
レビューのスタンスの話に戻すと、、おれせんの人は、絶賛モードの作品でも、「それがどういう評価軸での絶賛なのか」「どういった面ではマイナスか」をわりと多角的に語る人で。進撃への反応に多く見られる「長所オンリーでの評価」はどうなのよという意見になるのは理解できる。レビュアーとしての信条の違いじゃないかと。絶賛ばかりの記事は、進撃に限らんしね。
まぁ、拙さや展開などの欠点を踏まえての絶賛記事も多いわけで。まぁ先に言ったプラスとマイナスどっちを重視するかって話で。それでも「今が絶賛モードばかり目立つから」というカウンターとして有意義な記事ではあると思うの。ムーブメントになった漫画だしね。ランキング本で1位になった漫画が、果たしてこれはどうなのか、みたいな反応受けることはもう宿命だと思うんですよね。そういう意味で作者には酷な状況でもあるよなぁ。それ以上に恵まれてるけれど。

ちょいと話がずれるけど逆にだ、「欠点ばかり指摘されて長所があっても作品叩きな意見ばかり」という流れになった作品も多いわけで。
バッシングされる内容に、そういう反応があることに理解しつつ反論している記事があった。
鷹岑家文書 : 理解できない瀬尾公治氏「君のいる町」への猛批判
だから好きな作品で、例えば「サマーウォーザー」とか造語使って徹底的に批判する人らにはファンは徹底的に戦っていかなければいけないと思うのですよ。サマーウォーズ興味ねーけど。お前らがなんと言おうとこれこれこうが傑作なんじゃいと思う気持ちがプライスレス。
話がまとまってない気がするがツイッターでの放言に慣れると恐ろしいほどブログの書き方が分からなくなるな(後いいわけ)。



あああと、「長所・短所を広く語った文」より「なんか気を引けそうなポイントをガーっと書いた記事」の方が記事として注目引きやすい・ウケが良いっつーのがある、こっちのが大きい気が。「注目作に乗っかる・乗っかって絶賛しとく」も。ブログ戦略的にやりやすい。


話がまたずれるけど「おれが好きな漫画がなぜ素晴らしいかの後付解説」みたいなのへの批判?あーはなしがズレる。ツイッターではなんかアリなのになぁブログは不便。

クレイジーワールド2nd  進撃の巨人 2巻 諫山創 別冊少年マガジン
クレイジーワールド2nd  進撃の巨人 3巻 諫山創 別冊少年マガジン
要は俺は自分のメインブログの宣伝をしたかったんだ、ということにしとく。なんだこれ。