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「職員室に呼び出し」は学生時代のトラウマがよみがえる

以前紹介した琴子の道。1巻発売の時、ベッタベタな昼ドラ展開が面白くてプッシュしたのですが、その後連載は尻すぼみな形で終了してしまいました。元々原作の森高先生は、ムラがあるというか作品を尻すぼみに終わらせがちな作家で、今回もその悪い面が出てしまったと感じました。元々「結末至上主義」な所にこういう結果が出て、最後まで面白くなりそうでない漫画は恐いと思いました。
自分の中の結末尻すぼみの最たるものが、イダタツヒコ先生のゴルディアスでした。鍵を武器にしたスタイリッシュな戦闘シーンや謎の多いストーリーに見せられながら、突然話が断ち切られたことにかなりガッカリしたことを覚えています。作品への期待が高かったからこそ、結末の納得いかなさに対する不満、作者に対する不信が大きくなってしまいました。
次に知ったイダ先生の作品、「美女で野獣」は、テンションで乗り切るタイプの漫画だったのであまり不安も無く楽しめました。そういう漫画の方が向いてる人なのかなぁと、他の作品を知らないのにそういうイメージを持ちました。
美女で野獣の次に始まった、「誰かがカッコゥと啼く」はテンションで乗り切る前作とまるで違うサスペンスホラーです。第1話からビジュアル面で一気にひきつけられ、徐々にその内面の恐怖に満ちたストーリーにも魅力を感じ、毎月楽しみな漫画になりました。それでも、読むたびに「でもどうせイダ先生だから話の収集つかないんだろうな」という思いが頭から離れませんでした。これは僕の漫画を読む上での悪癖です。
で、誰かがカッコゥと啼くを絶賛するおれせんさんの記事に対し「ゴルディアスみたいにグダグダになるんじゃないか」というブクマコメントでケチつけたらその返事がこちらの記事。
http://www.oresen.net/blog/2008/01/26/about-to-review/
IDコールならぬ「職員室に呼び出し」されました。前半の、漫画感想に関する意識の話も大変興味深かったのですが、僕に対する意見は後半部分。

面白いと思っていて、かつ先行きが不安なら、それはゲフンゲフン云ってる場合じゃなくて騒ぐべきタイミングだと思うぜ?

この一文に目からウロコ。全くその通りだと思います。いらんことをウダウダ考えて「今面白いもの」を伝える努力を怠り、あまつさえブクマで他所様の記事ににウダウダぬかす。自分は何をやっているのかと。おれせん。さん、大変申し訳ありませんでした。
ゴルディアスも琴子の道も、結末に対する不満に目を奪われて、読んでいる時に感じた面白みを忘れてました。大事なのは「今、誰かがカッコゥと啼くが面白い」ということで、起こってもいない将来の尻すぼみを恐れて楽しまないというのは愚かなことだと気付かされました。
…とりあえず学科試験が終わってその後色々の用事が終わった2月中旬あたりから。2月から本気出す。