急展開 山下クンある意味大活躍 鉄のラインバレル7巻

鉄のラインバレル 7 (チャンピオンREDコミックス)

鉄のラインバレル 7 (チャンピオンREDコミックス)

毎回表紙は主要キャラが1人ずつ飾るので、今回はぜんぜん出てこない人でした。
チャンピオンRED連載。月間の割に観光ペースは速いです。
あらすじ知りたい方、申し訳ないけどめんどくさいから鉄のラインバレル - Wikipediaを参考にどうぞ。


展開が熱く加速してきました。いいね、実に良い。
●せりげなく早瀬への気持ちを示してくるシズナ。ラブコメしてるな。ですがこの漫画の正ヒロインは山下クン(♂)です。反論は認めない。
●早瀬たちが所属するJUDA、世界征服を目論む加藤機関に、更に第3の勢力「キリヤマ重工」が登場。JUDAの持つマキナのデータを流用し、対マキナ用人型兵器「迅雷」を作り上げます。
そしてその実力の程を知らしめるためにかませ犬に選ばれたのはもちろん山下クンだ!JUDAの社長に「森次君はエースだから」といらない子扱いされたのもポイント高し。
・山下クン「おいでハインド ボクの出番だよ」
何という敗北フラグ。そして戦闘シーンはまったく描かれる事もなく山下クン瞬殺(死んでません)。ヒロイン大活躍!
一応フォローしとくと、山下クンは迅雷の性能を知るために社長の指示でわざと負けたのでした。でもそんなの関係ねえ!
そしてその勢いのまま加藤機関の幹部までかませ犬。いやはや、「新しい敵の強さを判りやすく表すためには今までの敵をかませ犬にすればいい」ってのはよく使われる手法ですが、ここまでやってもらうと清々しい。このまんがの良さはやはりベタなまでの王道的展開だと改めて実感。
強大な力を持つマキナが別の世界からやってきた理由。「神の紛いモノを造り出す」という道明寺の予言とリンクする、迅雷の圧倒的な力。キリヤマ重工の背後にキナ臭さをこれでもかと漂わせ、読んでる身としてもテンション上がってきます。
●山下クン山下クン言ってるけど、この巻では理沙子がヒロイン度高かったです。やっぱり主人公が好きだって自覚しているのをはっきり出されると印象が強いです。
●何といってもこの巻の最大の見所は、主要キャラの裏切りとそれが早瀬たちに完全に露呈したところでしょうか。
そして「裏切り者」と早瀬の戦闘シーン。ここのスピード感、駆け引きは今までの中で一番だと思います。
●早瀬たちの状況を調べに向かったのは山下クン。当然間に合わず。どこまでも完璧なヘタレヒロイン。去っていく「裏切り者」に向かって○○さぁぁん!!と絶叫したのがまたエロい
山下クンが操るハインドは「長距離砲を完備していない長距離攻撃タイプのロボット」なので、戦力的に見劣りしてしまうのは仕方がないことなのです。いつの日か、長距離砲を完備した山下クンがスカイフックを操るカリームばりの反則的な強さを身につけてくれる日を期待しています。(漫画好きとして例えるべきは覚醒後のキャンチョメでしょうが)今のとこ下手すりゃ修復補助用のディシィーブより弱い、マジンガーに例えるとボスボロットくらいの戦力です。