心理戦3・ハッタリ7 嘘喰い 4巻

嘘喰い 4 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 4 (ヤングジャンプコミックス)

ヤングジャンプ連載。
この漫画を読んだのは3巻が発売された後でした。読む前のイメージは同じくヤンジャンで連載されているライアーゲームのような緻密な心理戦を楽しむ漫画だと思ったんですが、読んでみたら全然違う印象だったので驚きました。
なんていうか、結構「トンデモ系」。主人公が「嘘を見破る」ことでギャンブルを勝ち進んでいく話。のはずなのに、突然バトルが発生したりします。「ギャンブル漫画でこんなんありかい」と最初は戸惑いました。だってギャンブルの前提が覆されちゃうじゃないですか。
心理戦を主にした漫画にもある程度のハッタリは付き物ですが、ここまでやられたらもうまいりましたよ。小難しい漫画ではなくトンデモ娯楽漫画として楽しんでいます。そこら辺近い印象のある漫画は、第一に魔人探偵脳噛ネウロが思い浮かびます。あとギャンブルフィッシュJOJOにも通じるものがあるんじゃないでしょうか。
4巻から「革命家・佐田国一輝」編。こいつがまた言動全てがハッタリ効いてて面白い。何が起こるか分からない展開の連続でした。佐田国との闘いの結末が知りたい人は、大炎上 | 嘘喰い ゲームが決着!テロリストの末路を見てください。(雑誌未読の方はネタバレ注意)なるほど〜こういうカラクリだったのかぁって分かるか!ホント何が起こるか分からない漫画です。
佐田国一輝は作者のかつての先輩がモデルとなったそうです。
YJ『嘘喰い』に登場中の“革命家・佐田国一輝”は作者の先輩がモデルだった! - 「最後通牒・こぼれ話」