- 作者: むんこ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2007/04
- メディア: コミック
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来華の母親がやたら可愛いんですけど!どうしたこったい。
中年太りにおばさんパーマのらいかママ、房江。来華の良き母として作品に漂う優しさ・温かみを盛り上げる存在ですが、失礼だけれども見た目で萌えることはないキャラです。いや、確かに僕は最近ポッチャリ系女子にハマっているのですが、それとこれとはまた別の話で。
房江の使っているイスが壊れたお話。若い頃より増えた体重が原因で、ここはむしろ引く所なのかも知れないけれど、体重が原因であることを自覚し恥ずかしがる姿は普段見せない女としての恥じらいであり、やたら可愛い。むしろ萌える。
火の鳥太陽編で、しわくちゃのおばばが出てくるのですが、普段口の悪いそのおばばが主人公犬上が戦いに向かう際突如「女」になって、それがすっごい色っぽいんですよ。老婆なのに。泣きながら「わしがもう五十年若い身ならば」とか言っちゃうんですよ。太陽編のヒロインはおばば。多分。
老婆と比べてまた房江に失礼な話ですが、何が言いたいかというとむんこ先生のキャラの可愛さが見た目から来るだけではない証明だと思うんですよ。普段とのギャップや表情、言動からどんどんキャラの魅力が高まってきます。だから5巻という4コマにしては長い連載を経ても、マンネリを感じるどころか更に面白さが増してきます。
「フスマが壁になっちゃったよ」のお母さんの可愛さは異常。僕が熟女好きになったらむんこ先生のせいですよ。どうしてくれよう。
若き日のお母さんのエピソードもあり、房江プッシュの巻ですね。それでもやはり主役は来華ですが。徐々に固まっていく来華と竹田の関係。付き合ってないのがおかしいくらい公認の中ですね、すっかり。公園で焼き芋を食べる回なんて秀逸すぎますよ。
登場人物の笑顔が良い。中には淋しさや悲しさを抱えている人もいるのだけれど、それをひっくるめて明るく生きていく姿に心が洗われます。
もうそろそろ本気で思うのは、むんこ作品アニメでやんないのかということ。もっと広くむんこ作品を知らしめるべきなんじゃないかと思います。