2007-03-10 - 真・業魔殿書庫
下の文読むより真・業魔殿書庫さんの詳細なレビューを読むことをオススメします。よっぽど暇な人は下の文も読んで下さい。
ペンタの話は雑誌で読んだ時もショックでした。ガウガウわー太2・2巻。
- 作者: 梅川和実
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2007/03/09
- メディア: コミック
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このエピソードは梅川和実先生の小学校の時の実体験を元にしていて、ずっと描きたかったエピソードとのことです。以前他の雑誌で連載していて、そこでの連載を止めREXに移籍したというのは、このエピソードを描きたかったからなのでしょうか。(バンチ連載時に色々もめていたそうで、そこら辺はちゆ12歳さんが詳しく書いています)(ちゆに「さん」付けはおかしいか)
動物が好きで獣医師になった人が動物を殺さなければ行けない現状。獣医師を目指すみさとが受けたショックと、きつい言葉を発し続けた獣医師の父・犬福の憤り。保健所が悪いのではなく、もっと大きな社会の仕組みに問題があって、それが個人にとっては途方もないものでした。作者も無力感を感じているからこそ、こうして作品にすることで広く訴えたいのだと思います。
この漫画を僕は普段はラブコメとして楽しんでいますが、こうやって作品の中に出してくる作者の伝えたいメッセージにも耳を傾けたいと思います。作者のメッセージと娯楽面の兼ね合いが難しいし、作者のメッセージが必ずしも作品の核ではないと思いますが、「人と動物の関係」はこの作品の大きなテーマなのでそこを外すことは出来ないと思います。
あと遠藤派なので遠藤がもっと出てくれれば言う事はありません。今回も見開き1ページだけ。3巻こそは期待しています。委員長に負けるな遠藤!
メッセージ性が強くとも、ラブコメとしてのエンターテイメントも忘れないからこの作品が好きです。どんなメッセージだろうがエンターテイメントは重要です。
梅川和実のHP・STUDIO COSMOS
梅川和実先生のサイト。