来年の話をすると鬼が笑う

青年誌で今年目立ったのはヤングアニマルだと思います。一昔前のアニマルだったらベルセルクの休載と柴田ヨクサルの移籍でガタガタになると思うのですが、明らかに去年よりパワーを感じました。
なにしろバランスがいいと思います。大手3社以外では珍しいです。

柱→DMCベルセルク
エロ→全体的に強い。エロ要素高めの兄弟誌「嵐」。成年漫画家の起用の上手さ。小倉優子ブレイクのきっかけになったグラビア。
ギャグ→DMCユリア100式
コメディ→ああ探偵事務所
ファンタジー→ベルセルク(掲載率は低いですが)
4コマ→みずしな孝之後藤羽矢子など、4コマ誌で活躍する旬の4コマ漫画家を起用している。現在は重野なおきなど。
バイオレンス→傾向高い。特に職業。殺し屋など。
ほのぼのちょこっとSister
ヤンキーホーリーランド、VF-アウトサイダーヒストリー-
倉科遼→いつか勝ち組!
チ○ポなめていいよ→ゆびさきミルクティー
分類はかなり独断と偏見ですが。足りないのはスポーツくらい?インパクトとバイオレンスのイメージの強いアニマルですが、結構多様な漫画を掲載してます。

今年はアニマルならば、来年はヤングガンガンが来ると思うのです。バランスなんか知ったこっちゃねぇと一般受け無視の侠気溢れるラインナップ。

すもももももも→定番の押しかけ女房モノかつバトル展開もありだがヒロインは幼女。これが雑誌の看板みたいだから方向性がわかります。
WORKING!!→今年終盤の怒涛のラブコメ展開で来年のブレイクの予感がしますが登場人物の8割が変態。個人的にはこの作品のレビューがヤマカムさんに紹介されてアクセス数が急増したありがたい作品。
うめぼし→作者は作品ごとに作風を変え、時に危険な漫画を出してくる小池田マヤ先生。バーバーハーバーの様なほのぼのしたイメージの作品になるかと思いきや、主人公がアメリカ帰りのヤリチンで同じ屋根の下に住む若い女を狙うと見せかけ熟女と不倫するヤングガンガンよりアクション向け?やっぱり小池田先生の漫画は一味違います。
咲-Saki-→これでもかというくらいの美少女たちが何故か麻雀をする漫画。ネットを見る限りでは近代麻雀を読んでいる層にも受けているみたいだから麻雀漫画の歴史を変えてしまうかもしれません。
ニコイチ→お父さんが女装をして、女の人と恋愛するんだけどなんとなく百合っぽい漫画。
説明にやる気がないのは、前作のアストロベリーの方が好きだから。雑誌の都合で中断されていますが、ちゃんと完結されれば金田一先生の代表作になると思うのですが。
ニコイチも好きですよ、一応。
何故だろう。荒川アンダー ザ ブリッジの感想書こうと思ったら前フリが長くなりすぎた。