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シュリンクに関する個人的意見

たまご酔拳 ネトラジファイル ‐ ニコニコ動画:GINZA
2007-11-29 - 酔拳の王 だんげの方       

 自分はシュリンクのせいで漫画ファンが離れていっていると思います。全巻とはいいませんが、せめて1〜2巻は各本屋でのシュリンクを廃止するように、出版社側から働きかけたりは出来ないでしょうか? 見本用の本を配るなどの方法で。

さりに詳しく売れない漫画誌 作品の複雑化が要因、新人育成に障害に文句を言ってみる。 - 酔拳の王 だんげの方

http://d.hatena.ne.jp/banana-cat/20071210/1197295427

シュリンクのかかっていない商品は売れません。

書店員の方からの意見。この点は、僕も元書店員の知り合いから聞かされたことがあります。
また、中身が見えない事による「がっかり買い」が業界を支えるという意見もありますが、これには明確に反対させてもらいます。ある商品に対してがっかりすることが、その分野そのものへの不信感に繋がることがあるからです。簡単に言うと「この前○○という漫画買ったらつまんなかった。漫画買ったら損するな。もう漫画買わない」という事態が起こる可能性があるということです。


Forest Field シュリンクしてる時間を他に使ったほうが良いんじゃないか?
こちらも書店員の方からの意見。

仮にシュリンクをして売上げがあがったとしても、
そのシュリンクした際のコストがどれくら掛かるのだろうか。

ようはコミックをシュリンクしている所が多くなってるがゆえの意識が
働いて、シュリンクしてないコミックは駄目って思う人もいると思う。

コスト面などの意見は、自分は書店員ではないので良く分かりません。ただ、全ての書店でシュリンクをなくせば「シュリンクしてないから漫画が売れない」という事態はなくなるはずです。でもシュリンクしてない書店の中でしてる書店があれば、シュリンクしてない書店にのみ客が流れるんじゃないかという心配をする書店員の方もいそうです。各店舗が行いのではなく、業界の取り決めとしてやらなければ効果が薄いと思います。



個人的に思う「書店にやって欲しいこと」をまとめてみました。

■1巻だけ立ち読みできる
だんげさんと似た意見。「せめて」ではなく、1巻「だけ」開放するという意見です。これは実際地元でやっている書店がありました。利点として以下が考えられます。
・1巻を読んでどんな漫画か把握できる。
・1巻しか読めないので続きが気になる。
・全部の漫画が読めると客は結局人気のある商品ばかり集中して読む。これでは結局新しい購買のきっかけにはならない。1巻ずつ開放することにより、立ち読み客が多くの作品に触れることが多くなり、宣伝効果が期待できる。
短い巻で終わることの多い4コマ漫画は、作者ごとに単行本をまとめると共に一部の作品だけ開放。

■「これはシュリンクをかけないほうが良い」と思う商品を見極める
基本的にマイナーな本。ごくごく一部の読者しか知らない本が「シュリンクされて一部の読者が買う」のと「シュリンクされずにとりあえず立ち読みされる」のではどちらが買われやすいでしょうか?また、そういった本は若年層が読むことはあまり考えられず、ある程度漫画好きだけが読むと思います(興味ない人はマイナーな本は読みすらしない)。そのため、シュリンクされないことによる「本が傷つくリスク」はかなり低くなると言えると思います。

■本の前半部分のみ公開
ビニールを調節して、前半部分だけ読めるようにします。「1巻のみ公開」と同じような効果が望めると思います。
対象として、短編集とエロ漫画。1話のみ公開するようにします。
両者とも、1話で全体の雰囲気がつかめるし、気に入ったら続きが気になります。
特にエロはマイナーということも含めてもっと立ち読みできるようにすべきジャンル。また、「どういうエッチシーンを描くか」という所が最大の関心であることと、「堪能するには家でじっくり読まなければいけない」という性質上、もっとも立ち読みできるようになるべきジャンルだと思います。書店だけでなく、エロ漫画も置いてるビデオショップにもお願いしたい。


■先月号の雑誌を読める
どうせ返品される古い雑誌。これを客に開放することにより
・先月号の雑誌を見せることで続きを気になる客に最新号を買ってもらう。
・雑誌を見せることで知らない作品に触れてもらい単行本を買ってもらう。
という効果が期待できるんじゃないでしょうか。
実現のために、取次ぎや出版社に協力してもらう必要があります。せっかく出したんだから、処分するより読んでもらった方がいいんじゃないかという素人考え。
本当は「雑誌全ての開放」をしてもらいたいんですが、ここでは省略。特に読者層の限られる雑誌こそビニールやヒモを取って連載作品をもっと広く知ってもらうべきだと思うんですよ電撃大王さん
これとは別に出版社側に雑誌のネット配信を強化してもらいたいけどここでは別の話。あくまで「書店のやること」を考えてます。


シュリンクの功罪は色々あると思います。ですが、現状の多くの本屋に見られる「何が何でも全部シュリンク」という姿勢には疑問があります。ぶっちゃけた話、キレイな商品を手に入れるだけなら全ての本屋はAmazonには敵わないんですよ。それでも書店に行くには、Amazonにはない満足感、新しい情報、楽しさがあるから。そういった点を各書店はもっと考えて欲しいと思います。


以上、書店員志望なんだけど未だに内定がない大学4年生の戯言でした。書店員になれもしない男がウダウダと文句を書かせてもらいました。