未来日記4巻 この漫画でコイントス対決は地味過ぎでないかい?

未来日記 4 (角川コミックス・エース 129-8)

未来日記 4 (角川コミックス・エース 129-8)

少年エース連載。
タイトル通り、地味な印象でした。
今まで爆殺・虐殺・毒殺ときて、今巻の闘いは「コイントス」。一気にショボくなった感があります。そもそも優位な立場にいる10th側が何故コイントス勝負を引き受けるのかが分からないです。嘘喰い(ヤンジャン連載)の、「ギャンブルの勝敗関係なく暴力で押さえつける」というこの手のものでは反則的な展開と比べると、今回の勝負がゲームのためのゲームというか、些細な事こだわっている様にしか思えませんでした。コイントスの勝敗なんて無視しちゃえばいいわけですし。半端にまとめようとして部分部分のアラが目立つ、なんともスッキリしない展開でした。この漫画自体アラで出来ているようなチャクチャなものなのですが、今までは有無を言わせぬ勢いがそれを逆に魅力にしてました。勢いが無いととたんに目立っちゃう気がします。由乃がもっと空気読まないで暴れまくってたら「いや10th救急車呼べよ」みたいなヤボなトッコミは思い浮かばなかっただろうなぁ。
要は友情だ親子の愛情だなんてクソくらえだ!犬などレイプしてくれるわ〜!10thなどレイプしてくれるわ〜!な展開を期待してたのです。由乃は相変わらず素敵に無敵。なのに煮え切らない。ユッキがブレーキかけているようにも感じましたが、それは2人の関係の変化やユッキーの由乃の扱い方の上達などを考慮に入れてなのでしょうか。自分的に一番の問題は新キャラの秋瀬。こういう頭脳プレー使ってくるキャラ出しても、純粋な頭脳戦には正直僕は期待していません。確かにコイントスの時の秋瀬の発想は見事だったけど、ビジュアル的なインパクトがないと先に述べたような疑問を吹き飛ばす破壊力は生まれないと思います。キッチリとした頭脳戦を行うならば、話の細々とした所まできっちりとしてなければ納得できないのです。こいつの存在が作品からケレン味を奪う気がしてなりません。
今回こういう展開にしたのは、もしかしたら今後の展開のための必要な布石だったのかもしれません。今後は、僕の先見の名の無さをあざ笑うような怒涛の展開をしてほしいと思います。
自分が見たかった由乃は、襲いかかる犬皆殺し秋瀬の眼球ドスン(理由、何かムカつくから)(眼球じゃなくていいや、心臓で)、ユッキー開放されたと同時に10thメッタ刺し。これくらいは期待していたので、それを上回るくらいやらかしてほしかったです。最終的には怪物王女の域(チェーンソーとか、火炎放射器とか)まで上りつめ、不死の存在=神となってほしいです。
色んなブログの感想見てみたら、軒並み高評価でした。
大炎上 | 未来日記 4巻 新キャラ・秋瀬の大活躍が見もの
未来日記4巻感想:360度の方針転換
錬金場未来日記 ヤンデレVSカヲル君マダオの戯言 ヤンデレ、ここに極まり! - 未来日記 4巻 -
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未来日記 4 - マンガ肉が足りないっ!
なんか自分が的外れなことを書いているような気がします。あ、「由乃サイコー」は僕も同意です。こんなマッドヒロイン他じゃ味わえません。この子だけでも読む価値があります。
未来日記はトンデモ要素・ハッタリ要素が多分に含まれる漫画で、この手の話はインフレ起こしてナンボなのに何地味になっとんじゃ」という自分の考えに関して、意見を聞きたいです。