■幕張サボテンキャンパス みずしな孝之
毎年進級していったはずの大学生の主人公たちはいつの間にかサザエ時空に巻き込まれ、またしばらくすれば毎年進級するようになった。登場人物が年をとることでそれぞれの将来の進路が描かれている後半の盛り上がりが凄い。特にミサチル。昔実の姉が好きだったことは黒歴史。
「MAXジョージア」「なのはな体操」「ピーナッツ」などの千葉ローカルのネタが面白かった。でも作者は東京出身。
■けものとチャット みずしな孝之 まんがクラブ連載中
猫と話せる女子高生の物語。可愛い猫漫画は多いけれど、これに出てくる猫たちは可愛さの中に猫特有のいい加減さ、マナモノのグロさがあるのが面白い。やたらのっぺりした顔の生徒会長が好きなキャラ。
■さくらハイツ102 小笠原朋子
ラブコメ。この人のラブコメのなんとも言えない魅力は簡単には言い表せられないのでまたの機会にしたいと思う。
現在連載中のパラダイス＊ホテルはこれのサブキャラが出てくる続編的な話。
■あしたも嵐！ 小笠原朋子
ヒロインの嵐が人見知りで、やたら可愛い。単純だけどそこれ辺が大好き。
こっちは「山の上歌劇団」という作品の続編。
■ジンクホワイト／小泉真理
自分にとっての「ぴたテン」に並ぶ高校時代のトラウマ漫画の1つ。あああああ。でもこっちは結末にだいぶ救われた。
ジンクホワイト文庫で登場 リアルな苦さと理想の甘さ - 漫画(ｒｙ跡地
我ながら分かりづらい過去記事。
■お菓子な片想い／阿部川キネコ
こっちも過去記事で。
阿部川キネコ３連発 下ネタ・歴史・恋愛劇 - 漫画(ｒｙ跡地
他に色々なサイトのレビューを読んでみると、「ちいさな恋のものがたり」(みつはしちかこ)との共通点の指摘が多かった。興味深い。
ƒ|ƒgƒ`ƒƒƒŠƒ|ƒ‰ƒp/ƒRƒ~ƒbƒN/2007”N‚UŒŽ
http://mangas.seesaa.net/article/46478181.html
■ミス＆ミセス／阿部川キネコ
題名どおり、2人の既婚と未婚の友人の話。どのエピソードも年頃の女性ならではのハッとさせられるものばかりだった。もう少し読みたい漫画だったけど、区切りはよかった。
■G組のG／真右衛門
アフタヌーンで長期連載されたギャグ4コマ。メイン・サブ問わずキャラの存在感が光る。ギャグ自体は強引だったりシュールだったりニヤリとさせるパロディ(例：優牛)があったり妙にカゲがあったり。そのムラっ気の多さも好きだった。イマイチ竹書房じゃ目立ってないのは何故だろう。K.O.マウンテンの単行本が読みたい。
■ガチ博士のヤンキーラボラリー 真右衛門 双葉社webマガジン連載中
G組のGでも出てきた博士と同一人物っぽいガチ博士が、ヤンキーたちの更正に科学の力で挑む。妙に科学に真剣な不良たちと、科学の力で生まれたアンドロイド、ミュータントにエイリアン、何故か中国の歴史上の人物たち。このバカとサイエンスの奇跡の化学反応に大笑い。G組とは違い、完全にスタンスが確立されたなぁ、なんて思ってると差クィ金の連載ではまた妙な方向に進んでいる。油断ならない。
ウェブサイトでもタダで結構読めるから試しに読んでみて。
双葉社 : : Webマガジン : : ガチ博士のヤンキーラボラトリー : : 真右衛門
■ヒミツの保健室 山東ユカ
過去記事参照。
山東ユカ先生出世作 ヒミツの保健室大団円 - 漫画(ｒｙ跡地
前に書いた漫画だったから、みずたま注意報の方を選ぶべきだったかな。竹書房はよ２巻出せ。不安になるだろうが。同じ作者の作品全てオススメ。
■WORKING!! 高津カリノ ヤングガンガン連載中
恋する乙女として順調に成長する伊波。相変わらずヘタレだけどごく微妙に仲が進展している佐藤。ああ、ラブコメしてるなぁ。
あ、上の文で誤解されるかもしれないけどこの2人が恋愛しているわけではないよ。
最近はWEB版の方が気になってしょうがない。
私事だけど、この漫画を取り上げたらヤマカムさんに記事を紹介されたのが凄く嬉しくて、その嬉しさが今日までブログを続けられた原動力の１つになっています。更新再開心待ちにしてました。
■がんばれ酢めし疑獄！ 施川ユウキ
チャンピオンに舞い降りた核弾頭。「スペースカウボーイ」「四肢断裂」など、あまりにもヤバイ猟奇的なネタを挟みつつ、その卓越した言葉遊びのセンスが光っていた。
■サナギさん 施川ユウキ 週間少年チャンピオン連載中
サブリミナルでおなじみ。メジャー誌では脇役に甘んじることが多い４コマ漫画でありながらチャンピオンの次世代を担う看板漫画へ成長した。
■棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜 きゆづきさとこ まんがタイムきらら連載中
旅つながりということで、たびびとと一緒に。
■たびびと 重野なおき まんがタイム連載中
この2作品は、どちらも４コマでは珍しい旅をテーマにした作品。旅先での出会いと別れ、旅の目的、時間の流れとそれによる登場人物たちの関係性の変化。その全てズバぬけて優れた傑作。前者は1コマ1コマ緻密に描かれた絵から感じられる世界観の深さが、後者は４コマ誌で活躍する作者の巧みな展開力が特に凄い。
今回選んだ4コマ部門の中で、特に推したい作品がこの２つ。
■やまいだれ 小坂俊史 まんがクラブオリジナル連載中
病気をテーマにしたギャグ４コマ。毎回しばりのあるネタで笑いをとるそのネタ切れしないっぷりが見事。単行本マダー？
■らいか・デイズ むんこ まんがホーム・まんがタイムオリジナル連載中
むんこ漫画にハズレなし。ということで、みんな読もう。むんこ先生はこれから休載するようだが、今回の出来事が彼女の漫画を更に奥行きのあるものにしてくれると楽しみに待っている。
■私が会社に行く理由 松山花子
美形で紳士、従順というまさに王子様な白人夫を手に入れた妻は、常に夫を観察するため、そして彼に変な虫がつかないように、変装して同じ勤務地に別人として勤めている。一方の夫は、日本人の顔が髪型でしか区別できないから変装している妻に待った子気づかない！この夫婦、愛があるのか?
作者の冷ややかな男性像・女性像が色濃く表れた、松山花子ワールド。この夫婦の歪んだ幸せの世界に時々眩暈が。
■なのにあなたは会社に行くの ザビエル山田
サラリーマンの悲哀。中年の悲哀。現状が不幸であることは認識してても、何がどう不幸なのか微妙に分かってなくてズレてる展開が毎度面白くてクセになる。
■光の大社員 ÖYSTER まんがタウン連載中
この人の漫画がいかに面白いかどう説明すればいいのやら･･･
萌え系と分類されるであろう「男爵校長」の作者の描く、明らかに非萌え系のサラリーマン４コマ。登場人物が男性8割以上、みんな男くさいんだけど、どこかズレてる。決定的にズレてる。
大社員に、オレはなる！(どーん)
■バーバーハーバー 小池田マヤ
30過ぎのおっさん(理容師)と30手前の姉ちゃん(OL)の、ほのぼのとしたラブコメ。いい年した大人が何かあるとすぐにメルヘンモードに。非常におっとりとした空気の流れる作品。
うそみたいだろ、これ。聖☆高校生と同じ作者の作品なんだぜ。でも所々で毒も感じさせるのはさすが。
■スケッチブック 小箱とたん コミックブレイド連載中
やや変人の集う高校の美術部の物語。毎日時間を無駄に過ごしている彼らだけれど、その無駄の尊さが感じられてしみる。基本は笑えるんだけれど。
何年かに1巻ペースで単行本がでる。４コマでは珍しくないけど、その分作者の違う漫画が読みたい。
アニメ自体にはあまり興味は無いのだけど、これを期にもっと有名になってくれたら嬉しい。
ナツ100感想・連載作品編
ナツ100感想 ギャグ・コメディ編
