もずく、ウォーキング! 2巻 施川ユウキ ヤングチャンピオン

あとがきで施川先生はもずくとスヌーピーを比較していました。今作は「施川版ピーナッツ(スヌーピー)」とでも言える「考える犬」のお話。ピーナッツの登場人物が切れ味鋭い一言を放つのに対し、もずくの言葉は長ったらしい。そこに施川先生は自分を重ねているようです。セリフが長いのは言葉遊びの好きな施川先生らしく、言葉1つ1つにニヤリとしてしまいます。ピッパルコスの回なんて、「古代の哲学者ヒッパルコス」→「ヒッパルコスだけに引っ張る」というベタなダジャレからビックバンといった宇宙規模の大きな話がもずくの中で展開。随所で繰り広げられる「もずくポエム」が痛気持ちいいです。
ウダウダ色々考えながら幸せな日々をおくるもずく。最後は不思議とほのぼのとした気分になれます。
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もずく、ウォーキングが試し読みできます。ヒッパルコスの話の他には、もずくポエムになんだかしんみりしてしまう「ユグドラシル」も好きな話です。