カバーを外せば「少年ファイト」少女ファイト2巻

練達の高校生活がスタート。少女ファイト2巻。

少女ファイト(2) (KCデラックス イブニング )

少女ファイト(2) (KCデラックス イブニング )

女子バレー部の1年生は6人。3対3の練習試合を通して、それぞれの人物像が浮き彫りになりました。
■主人公大石練
小学時代から名をはせたバレーボール選手。「狂犬」とアダ名をつけられるほどの激しいプレースタイルのためかつてのチームメイトから避けられ、そのため中学時代は自分の個性を殺してしまう。
身長は低いが全ての能力がバランスよく優れたオールラウンダー。普段は物腰は柔らかいが時おり確信をつく真っ直ぐな言葉を放つ。集中力が高まるとかつてのように周りが見えなり暴走してしまう。目標は「自分の個性をなくすこと」。
田切
練の小学校時代の同級生。いじめられた時に練に言われた言葉をきっかけに練りに憧れる。練を主役にしたバレー漫画を描くためにバレー部にマネージャーとして入部を期待するが、マネージャーが足りているのと高身長のため選手としてバレー部に入部する。
運動神経はからっきしだが、高い身長や長い指、アドバイスをすぐに理解する頭の良さなどの長所がある。練習試合を通して成長を見せ、セッターとしての今後を期待される。また、精神面が不安定な練の支えにもなっている。唯一の特待生でない部員。
早坂奈緒
2人と練習試合でチームを組む。男性関係にだらしがないらしく、志乃の中のイメージでは「頭の悪いコギャル」。
幼馴染の厚子曰く、ムラがあるしサボり魔だが起用で穴がなく、中学時代は彼女1人でもっていたらしい。
延友厚子
奈緒と幼馴染で、彼女の面倒を見ているような立場。小学校時代に練のチームと対戦し、惨敗。対抗心を燃やしている。
高身長の大砲タイプ。コースはほぼクロス、予想外のコースのレシーブには対応できないなど不器用。
長谷川留弥子
中学時代から有名なプレイヤーで、ルックスの良さも手伝いバレー雑誌にも取り上げられるアイドル的人気を持つ。練習試合で会った練の実力にに触れ、彼女に憧れるようになる。
レシーブなどの守備はからっきしだが、瞬発力に優れブロック、速攻の得意な実力者。普段は明るい性格だが「あきらめろ」という言葉を聞くと豹変する。
伊丹志乃
勝気な性格で頭に血が上りやすい。周りを引っ張るタイプで練習試合では実質リーダーだった。
練と同じく低身長だが、練りに並ぶほどの腕前。低身長でセッターをすることに対してコンプレックスがあるらしい。

1巻が序章だとしたら、2巻は登場人物紹介。高校生になりこれから活躍していくキャラが一気に出てくる中、練習試合を通してその個性やプレイスタイルを強く印象付けました。
すでに話題作となっているようですが、この物語の進化が発揮されるのはこれから先だと思います。これから物語がどの様に展開していくのか楽しみです。