しんちゃんははいてるパンツがお好き チャンピオン13号

みつどもえが巻頭オールカラー!ってことで、今週のチャンピオンは保存品です。

■表紙
「週チャン!爆笑ギャグカーニバル第2弾!」「お笑い軍団バキを包囲!」と題して、バキ(スーツ姿)の周りをチャンピオンのギャグ漫画が囲っている絵。ギャグ漫画好きにとってギャグ漫画を押してくれるのはありがたいけど、カーニバルというには企画が弱い気がしました。「最強最笑ギャグ祭り開催!!」と銘打った去年47号との比較。

左が去年、右が今年です。表紙に大きく浦安鉄筋家族、ギャグ作家の描き下ろし4コマ漫画、そしてなによりスペシャルゲスト尾玉なみえと、雑誌を挙げてギャグ漫画を盛り立てようというのが伝わってきました。今回は特に目立った企画もなく、ギャグ漫画の数も減ってしまいました。でも無理な企画をするよりも、「連載作品がオールカラー掲載」のほうが嬉しいかも。ちなみに次週オールカラーはサナギさんです。この組み合わせで何故現代怪奇絵巻がトップバッターだったのかは誰にも分かりません。
前回と今回を比べて気になったのが涅槃姫みどろが表紙にいなくなったこと。前回チャンピオン編集部から直々に涅槃姫みどろはギャグ漫画というお墨付きが出たのですが、今回のギャグカーニバルの企画には参加していません。どうしたものかと思ったら来週が最終回とのこと。話題作だというのに、早すぎないか?
無敵看板娘Nが参加してないのも良く分かりません。

みつどもえ 桜井のりお
①パンチラはしない②はいてないパンツはOK③画面に出てなければ登場人物にパンツ見せてもOK④パンツはいてなければOKというみつどもえ憲章にのっとった回でした。前回珍しく幸せな結末を迎えたみつば、今回は踏んだり蹴ったり。ドS幼女って、いいよね!

範馬刃牙 板垣恵介
ここ最近のバキは口の強さ、態度の強さにも成長が表れている気がします。やっぱヤッたからか。

サナギさん 施川ユウキ
酢めし疑獄にあってサナギさんにないものに「次々にキャラクターが出てくること」が挙げられると思います。しかしキャラ1人1人の個性はサナギさんの方が強く感じられます。新キャラの「ドキドキワクワクのムトーさん」の今後に期待。

■元祖!浦安鉄筋家族 浜岡賢次
花丸木は自分の中で本当にツボで、彼の回はハズれたことがありません。その中でも今回は特に面白かったです。「何処へでもドア」という同じ設定で春巻だったら遭難するところでしょうが、キャラによって展開を変えて「そのキャラのらしさ」をここまで印象付けるのってさすがだと思います。同じキャラがあまりブレることなくこれほど長く連載を続けるというのは凄いことで、浜岡先生には天才とか大御所ではなく「職人」と言うのがピッタリだと思います。
浦安鉄筋家族ってキャラ特集みたいなものないんですかね。「花丸木特集」だったら絶対買うのに。
花丸木にすら彼女がいるというのに俺ときたら・・・

■ナンバMG5 小沢としお
陣内がこの先どう関わってくるのか楽しみですが、それ以上に関口の再登場が嬉しかったです。この先話に絡むことは難しいかもしれませんが、これほどの男が出なくなるのはもったいない。

■ダイモンズ 手塚治虫米原秀幸
各エピソードごとに主人公の味方と言えるキャラが出てくるのですが、今回の場合は複雑そうです。ヘイトの1日友旧友のアランは、同時にヘイトの敵であるランパートの部下。しかもかなり良い奴。争うことになっちゃうんだろうか。でも復讐相手以外に手をかけるのはヘイトらしからぬことだと思うし・・・

■不安の種 中山昌亮
おじいちゃんの描いたオチョナンさんがダッチワイフにしか見えない

ショー☆バン 森高夕次松島幸太朗
双津木舐められすぎな気が。

無敵看板娘N 佐渡川準
「つどえ若人」の細かいネタが面白かったです。先生がナイスキャラ。

■OUTLAW TAXI.赤い稲妻 矢上裕
スピード制限無視の無免許タクシードライバーの話。車のスピードそのままの疾走感に、タクシー漫画ならではの人と人との人情もアリ。客を目的地まで次々と送る適当なデフォルメの効いた描写が良い。

ギャグカーニバルが終わったらこれも終わってしまうのでしょうか?だとしたらもったいない。

アイホシモドキ 森繁拓真
サバイバルゲームで敵に捕まりそうな元木を逃がそうとした相星さん。元木は相星の真意が分からず、相星を倒そうとする。裏切られたとスネる相星さん。なんか変な格闘少女が出たときはどうなることかと思いましたが、相星さんと元木の関係が実に良いラブコメで、そっち方面に話が進んでくれたら嬉しいです。明らかに元木に好意を持っているだろうけど、全くそのようなそぶりを見せない相星さんに、そうとは気付かない元木。絵の固さも取れてきて、今後が楽しみです。

椿ナイトクラブ 哲弘
ここ最近変態的なエロが出てないと思ったのですが、読み返したら普通に変態でした。大分価値判断が乱されてきています。
エッチなのはいけないと思いますと言わんばかりのマコトちゃんの表情が良い。

涅槃姫みどろ
本当に終わってしまうのか?

画像引用 週刊少年チャンピオン表紙/秋田書店
     OUTLAW TAXI.赤い稲妻 矢上裕秋田書店