ジャガー12巻 ファッークス電話機!!

ロリコンフェニックスと一緒に買って、アレを読んだ後じゃインパクトがないかと思いましたが、とんでもない。うすた京介先生は凄かった。

ピューと吹く!ジャガー (12) (ジャンプ・コミックス)

ピューと吹く!ジャガー (12) (ジャンプ・コミックス)

ジャンプレビューをするサイトは数多くあるし、ジャンプ漫画は知名度抜群だからメジャーでない漫画を紹介したい思って今までジャンプ漫画を避けてきたのですがコレは別格。単行本が出たときくらいは感想を書きたいです。
相変わらずのダメ人間ぶりを披露するジャガーたち。しかし、12巻で印象的だったのはもう出番が無いであろう一発キャラでした。
まずは阿部さん。
ハワイ旅行をかけたガマン大会でハマーと戦う商店街の人。こういう展開はいつもならハマーのヘタレオチになるのですが、阿部さんのガマンの異常さが完全にハマーを食ってました。
ガマン大会第二回戦「ほっぺつねりっこ対決」。ハマーのつねりに耐え、勝利した後も「本当のガマンとは自分との戦い」と自ら頬をつねり続けます。そしてまさかの大出血!阿部さんは無事なのか!?
大丈夫じゃない!
その後も続く阿部さんのガマン!飛び交う血!次第に聞こえる声援!フェードアウトするハマー!一発キャラには惜しい人です。
あとは宗教のお姉さん。こちらはファーックスインパクトで押し切った一発キャラの鏡みたいな人。突如エクササイズを始めてそこを無駄に力を入れて書ききる場面に、おおひなたごう先生と通じるノリを感じました。
九州出身者にとって、地元熊本ネタを2回続いたのは何かいたたまれなくなります。地方タレントが全国ネットの特番で流れて、いつもと同じノリなのを見るときに感じるような「他の県の人はどう思ってるんだろう?」という不安感。「いんてい」や「じごんず」は知りませんでしたけど。
うすた先生のHP めくるめけ日々

画像引用 ピューと吹く!ジャガー12巻 うすた京介/集英社