単行本レビューは時期を逃すとなんとなくやりずらい

月刊WEBコミック誌、COMIC SEED!連載。無料の雑誌なので単行本収入が主な収益源になるみたいです。
以前ぺんぎん書房という会社が配信していたのですが、出版社の倒産で雑誌は廃刊という形に。そこらへんのいきさつは話すと長くなってしまいますので割愛しますが、それを双葉社が引き継いでSEED復活となったわけです。
連載作品はぺんぎん版SEEDとは違うラインナップ(といっても僕はぺんぎん版をヨイコノミライしか読んでなかったのですが)となりました。その中で一番楽しみにしているのがこの作品、ゆーあい☆エトランゼ。発売日から半月経ってますが、気にしません。
宇宙人を信じるオカルト少女の下に宇宙人が現れるというお話。便利な道具を出す宇宙人アイの非常識っぷりに普通の女子高生であるユッカたちが毎回振り回される、定番ともいえる展開です。登場する女の子達のそれぞれの個性を前に出していて、強力に印象に残るわけじゃないけど読んでいてほっとするような漫画です。ファミリー向け4コマ誌が好きな人にオススメ。空気は似たものがあるように思います。
第7話「MOTHER」はこの巻で一番印象に残る話。幼い頃に死んだ母に会いたいというユッカ。宇宙人アイの技術によって「平行宇宙にいる母」に会うことになります。超技術を持った作品にありがちなご都合主義の結末にはならないことが良かったですし、自分の本当の母ではない別人の母だとしても、会うことによって自分の心にけじめをつけたユッカに感動しました。
アイの率直さや天然っぷりが楽しいのですが、もしかしたら裏の顔がありそうな描写もチラリ。
単行本の値段はちょっと高いんですが、ネットで連載を見る分にはタダなので試しに読んでみてください。
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そうは言っても今現在の話は続き物だしあと数日で次の号が配信されるしで、紹介するには酷くタイミングが悪いです。他の連載作品だと「魔法少女ここあ」なんかエロくていいですよ
双葉社は他にも漫画のネット配信をしているのですが、上手くSEEDと連携を取ったほうが相乗効果があると思います。
http://www.futabasha.co.jp/web_mag/
今では連載が終わって読めませんが、じゃりン子チエの続編『帰って来たどらン猫2』など結構豪華な布陣。ギャグ漫画、4コマ好きなので真右衛門『のガチ博士のヤンキーラボラトリー』は毎回楽しみにしています。各作品の更新期間など分かりにくくなっていますが、COMIC SEED!と同じ配信形式になって読みやすくなりました。双葉社webマガジンとCOMIC SEED!、同じ出版社が同じ形式で出しているのにお互いが疎遠すぎる気がします。せめて片方のサイトからもう片方に直接飛べるようにすればいいのに。編集部同士が仲悪いんでしょうか