戦場スパイクヒルズ ある大人の死、子供達の行方

http://blog.goo.ne.jp/maguro2007/e/27f1a76842a28578bb362db1ba7ae458にやっとトラックバックが送れました。面白い企画に参加できて良かったです。

WORKING!!3巻の感想がみんな伊波に集中してるみたいです。世間の評価がWORKING!!=伊波となって、他のキャラがないがしろにされている感がありますが、もっと佐藤と八千代他登場キャラみんなも注目すべきだと思います。ちなみに僕が一番好きなカップルは鎌倉志保嬢と貧乏ホスト進藤ユータです。うろんなページ見てない人には訳分かんない話だと思いますが、ウェブ版もコミックス化するべきだと思います。
〜昨日紹介した以外の各所の感想〜
ヤマカムさん
ヤマカムさんにまた紹介していただいて感謝です。ヤマダさんはもしかしたらこのブログを結構見てくれてるんでしょうか。だとしたら嬉しいです。しかし人気が伊波さんに集中してますね。
人が恋に〜は思いっきりハチクロからパクったのでああいう形で紹介されるとはずかしいです。
�怘蟻模�さん
むしろヤングガンガンの感想を毎号書いているこちらを見たほうがいいかも。WORKING!!はこれからも面白くなっていきますよ。
フラン☆スキンさん
フラン☆スキンさんを知った時、トッップ画像の女の子を種島と勘違いして「この人は種島が好きなんだろうなぁ」と思っていたのですが、どうやら違ったみたいです。伊波の力は偉大。
出たとこBloggerさん
ドラマCDはまだ買えていませんが、凄いことになっているみたいです。買わなければ。
3巻がWORKING!!のターニングポイントになりましたが、同じ日に発売のこちらも物語のターニングポイントを迎えました。戦場スパイクヒルズ、第5巻。

宗教にハマり子供を振り回す母親に反発する天才スリ少年、ノブオ。親に愛情を注がれず大人を信じられない少女、キクチ。義父に全てを奪われ、復讐を誓う少年、スウガク。彼らは、自分達の現状を変えるために「大学入試問題奪取計画」を企てます。
自我は育っているのに、力が無くて大人の思うようにさせられる。大人を信じられない。現状を変えられない。それに対する足掻きが「入試〜計画」なのですが、そこで重要な役を担うのがチサトという老スリ師の存在です。ひょんな事から計画を知ったチサトは、この計画に関わっていきます。
ノブオにはスリの技術を伝授していきました。それを通して、「この世で二人にしか通じ合えないものを伝え合う喜び」に浸りました。親の愛に飢え、自分の居場所を求めていたキクチにとって、チサトは始めて自分を受け入れてくれる大人でした。彼らにとっってかけがえのない存在となった時、突然聞かされたのがチサトの死でした。
動揺する2人と反し、冷静に映るスウガク。2人とは違い、一度信頼する大人に裏切られた過去を持つ彼はチサトに心を許しきれず、その死をただの計画の妨げだと思うようにしました。そこに送られてきたチサトからの荷物。彼女の生前の伝えたかったメッセージを受け取ったスウガク。それまで感情を抑えてきたスウガクに、チサトの思いが伝わります。
子供が大人へと育っていく冒険と、それを見守る大人の存在。そしてその存在を突如失った時に、子供達がなにを知り、何をするのでしょうか。
惑星のさみだれ2巻の展開に通じるものがあり、それが好きな人には読むことを薦めます。チサトさんの手紙に涙。
これの原作は小説なのですが、面白い作品は漫画に限らず世の中に溢れまくって全ては抑えられない状況の中で、いい作品を丁寧に漫画化してもらうのは漫画好きとして助かります。スクエ二はひぐらしなどコミカライズの上手い出版社で、さすがはドラクエ4コマからのノウハウがあります。ハルヒも見習
ヤマダさん曰くヲタ御用達の雑誌ですが、この作品に関してはそんなことないと思います。若い頃鬱屈とした時を過ごし、その時の自分の無力さを覚えている人にこの冒険劇(そう言っても差し支えないと思います)は心に迫ってきます。
同じ理由で、これもオススメ。
ジンクホワイト 3 (ヤングキングコミックス)

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