ヤングキングアワーズ2月号 おっぱいとか尻とか

きづきあきら+サトウナンキ先生の読み切りが久しぶりに掲載されました。7月に出たIKKIに載った「恋愛人形」以来です。タイトルは『カレシつくらない同盟♥』。脳の軽そうなタイトルは毎度のことです。
初っ端から恋人同士のエッチシーンから始まって新鮮でした。今まで読んだ中で一番エロいなぁと率直に思いました。昔の絵柄の時はそういった場面が描かれた短編は珍しくなかったのですが、あの絵柄は真っ当なエロを味わえるものじゃありませんでしたから。
恋人同士かと思われた2人。しかし、女は男の恋人になることを拒む。「カレシつくらない同盟」に入っているから…てな感じの話ですが、女の名前が「甘粕」で、これおもいっきりイケてる2人のキャラと名前かぶってるじゃん。ヤングキング系列だからOKなのか、元々そんなに珍しい名前じゃないんでしょうか。
恋人未満の幼なじみ「ミツ君」との甘い日々と女子高での「女の子の国」との対比が描かれています。女子高特有のドロドロした世界は僕も姉がそこにいたので話を聞いてはいたのですが、漫画で見ると嫌な感じが増します。「女の子の国」の出口を通った女の子が、甘粕にはキラキラして見えるという皮肉。雰囲気的に小泉真理の「ジンクホワイト」を思い出しました。互いに足を引っ張り合い、異端者を否定する鬱積した空気。ジンクホワイトは主人公2人がその中にいる異端者であり、理解しあうことで互いが互いにとっての救いになり、それが読者にとっても救いにななりました。カレシつくらない同盟♥はというと、女子高にいる甘粕をミツ君は理解することも出来ず、彼女を思って(もしくは自分のエゴのため)の行動は悲惨な結末を思わせる結果に繋がってしまいます。
やはりきづき+サトウ先生の短編は良い。連載も大変だろうけど、これからもコンスタントに読みきりを書いてほしいです。そしてこれからもいいおっぱいを量産して下さい。だってメイド諸君!鳥取様は紳士の皮を被ったヘタレだし、メガネ×パルフェは出版社的にお色気は期待できないし、いちごの学校は貧乳な上に雑誌存続も危ういですもの。読みきりでしかきづき先生の描く巨乳を味わえないじゃないですか。きづき先生の乳首トーンとか新鮮でした。
作品の魅力はむしろエロを切り離したところにあるのですが、いろんな楽しみ方があるということで。

ワールドエンブリオは、先月号のレナのメガネが好評だったらしく、読者ページでは「レナ祭り」なる特集がされていました。シリアスなバトル展開が続いたワールドエンブリオに、制服+メガネ+委員長×お隣さん=破壊力というヒットの方程式が加えられました。
星と書いて(かがやき)と読ませるイタイ女、有栖川レナ。猛烈なテコ入れをしたのは不人気の証でしょうか。ワールドエンブリオのヒロインといえば天海陸(♂)がいるのでお呼びじゃありませんよ。(大分哲弘脳というか、ハーマイオニー脳というか)
そう思ってた時期が、俺にもありました。
先月に引き続き、今月もレナはやりやがった!今度はシャワーシーンですよ。そして何故か風呂に入りながら隣の家をノゾキ。その発想は無かったというか、普通は逆だろうが。刃旗使ってノゾキかよ。だめだこの女、早く何とかしないと。
とか思ってましたよ今までなら。ただレナのあまりの美尻っぷりに陥落ました。濡れた髪がなんとも妖艶。そして寝巻きのYシャツがトドメの一撃。ここまでやられたら、もう何も言えません。レナ最高!レナ万歳!!
元々アワーズという雑誌は月刊誌のわりにエロ少な目です。エロ無しでも十分魅力的な雑誌ですが、もう少しあっても良いと思います。きづき先生の読み切りもレナの尻もアワーズ読者の渇きを癒すのに十分でした。そして次号は二宮ひかる先生が読みきりで登場!これはかなり嬉しい知らせです。二宮先生特有の色っぽさは他に無い魅力ですから。この人がいればアワーズに足りないものが埋まります。
ただ残念なのが、これがアワーズプラス廃刊の足跡に聞こえてしまうことです。プラスも何とか頑張ってほしいです。