心に星の輝きを ワールドエンブリオ2巻

ワールドエンブリオ 2 (ヤングキングコミックス)

ワールドエンブリオ 2 (ヤングキングコミックス)

作品の中で人の死を扱う時、その死にどのような意味があるかが重要だと思います。
ある人物の死。受け継がれる力。これから進む道。
ワールドエンブリオの2巻は物語のターニングポイントになる重要なものでした。
新キャラのタカオ。圧倒的な戦力と強い戦闘能力を持つ、「刃旗狩り」の男。単なる悪役ではなく、主人公を導く重要な役割を担いそうです。

2巻のオビを描いたのは、和月伸宏先生。ワールドエンブリオのキャラクターが高いメガネ率であることに言及してましたが、「そうだったっけ」って印象です。
確かにメガネ率は高いのですが、メガネキャラが常時メガネをしているわけではないので、メガネの印象が薄めです。
和月先生曰く、これでこの先レナまで(メガネを)かけ出したらこの漫画の
「『星』=メガネ。」
星というのはヒロインレナの口癖で、星と書いて(かがやき)と読ませるイタイ女です。2巻発売と同時に、掲載しているアワーズでレナがあっさりとメガネを初披露します。これで「星」=メガネは決定です
つまりこういうことです
 あなた達キライです
 魂(こころ)に星(かがやき)がありません!

      
 顔にメガネがありません!
不良たちは、確かにメガネをしてませんでした。メガネがないからキライ。メガネ至上主義ですね。


今月もヤングキングアワーズは色々面白かったです。
惑星のさみだれは、東雲半月の最後の願いが明かされました。ワールドエンブリオと通じる、死と受け継がれる力。
聖乙女学園血風録は、スタートからの勢いが決して衰えないです。今回乙女としてのマナーに注目し、ウンチク漫画になって勢い無くなっちゃうのかと思ったんですが、まったくの杞憂でした。乙女らしくカレーうどんを食べるというのに、らんま1/2の格闘ディナーのノリを思い出しました。
クリーンニング屋が可笑しくって仕方が無かったそれでも町は廻っている。弟の賢さが光ります。メイド長も普通のおばあちゃんらしいところがあるのだなぁ。

そして来月は、きづきあきら+サトウナンキ先生が読みきりで登場します。その名も「カレシつくらない同盟♡」。アワーズの予告のイラストを見ただけで期待大です。両サイドの女の子の分かり易いほどに黒く歪んだ笑顔。きづきスマイルと勝手に命名。確かIKKI以来の読みきり。アワーズプラスの売上が危ういという話がある中、これを足がかりにアワーズにきづき+サトウ先生移籍でいちごの学校毎月連載だ!
…と言いたいところですが、アワーズプラスは他の作家もかなり好きなので何とか存続してもらいたいです。他の作家は大抵違う雑誌で連載を持ってますが、二宮ひかる先生の作品が読める場は今のところアワーズプラスしか見当たりませんし。