- 作者: 木村太彦
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2006/11/27
- メディア: コミック
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11巻をカオス一色に染め上げたのが新キャラのユピテル。この漫画は話が進んでも新キャラが出てくることがなくなりませんが、ユピテルのインパクトは最強です。
まずは戦力。
爆発オチなど派手な展開の多い瀬戸の花嫁では、戦力は大事な要素です。その点ユピテルは、魚WAT(魚・Weapon・Atatck・Team)所属の軍人。「声が大きい」とか「水鉄砲が出る」とか「大きいタコ」なんてレベルではない破壊力の持ち主で、満潮家全壊。父と母のリアクションの差がまたいいです。ここら辺はメイド喫茶が破壊されたときの店長のリアクションにはなかったものだから、2人の存在感が光ります。
そしてキャラクター。
不知火をガチで愛しちゃってる女好き好き女傑族。不知火に追いかけられて鼻血たらしながらハァハァ言っちゃってる変態です。しかもかつて2人は付き合っていたっていうからもう訳が分かりません。兄はホモ、妹はレズ。似たもの兄弟って事ですか?
そんな危険人物のユピテルに、元祖女好き好き女傑族の委員長と、生粋のトラブルメーカー(魚人全員に言えますが)のサーたんが組んで、大騒動になります。3人が組んだというだけで進んでいく超展開は、真・業魔殿書庫さんが詳しくレビューしています。僕が今まで読んできた瀬戸の花嫁の中で、間違いなく一番笑った回です。
お色気要因を卒業したはずの明乃っちがアンアンあえぎ声を上げる11巻、アニメ化前のいいタイミングで期待をさせてくれました。
全然良い所が無かった豪三郎がかわいそう。愛娘のサンちゃんには冷たい目で「故郷に帰れ」と言われる始末。がんばれ日本のお父さん!